SPECIAL
2月28日に発売されたEAT magazineにて掲載されているOCEANLANEとTHE ROCKET SUMMERのBryce君、TOKYO ROSEのRyanの4者対談。
話は「海外と日本の音楽的文化交流」というおカタい内容。みんな、音楽の話となると真剣です。前半のちょっと砕けたお話は、EAT magazineに掲載されていますので、そちらもチェックお願いします。
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interviewed by Izumi Kurihara | photo by Shima from BUDDHISTSON
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Ryan(以下R):まぁアメリカで始まった音楽だから、そういうのってやっぱりあるだろうね。でも今シーン自体が成長期にある訳だから、これからだよ。音節的な違いもあるからその言語をメロディに当てはめていくって言う作業も違ってくるし。」
Bryce(以下B):でも日本人でも英語が出来る人ってそれなりの数いるわけで、そうやって英語で歌っていこうっていう、異言語で挑戦していこうっていう姿勢はすごいよね。それでアメリカ進出して、アメリカで成功したら今度は日本語で歌うようにしてみるといいかもね。
R:インディペンデンス-Dなんて政府も絡んだ文化交流的な側面もあって、そこでキッズがアメリカの音楽に触れてそこから自分達も、真似するところからでもいいから始められるってすごくいい事だと思うんだよね。影響を受けて始められるチャンスになってることは。
Hajime(以下H):でもやっぱり壁は大きいっていうか、日本人にとって、日本語にとって英語って全く違う言語だからヨーロッパのバンドだったら英語で歌ってもスムーズになるけどそれは言語的に近いから。でも日本人にとってはそうはいかないんだよね。でも最近は英語に触れる機会もどんどん増えてるし日本人が英語に慣れてきたっていう環境はあると思う。だからこれから先、もっと英語で歌ういいバンドが増えてくれるといいんだけど。
R:ロックン・ロールはアメリカで生まれて、僕達はそこから影響を受けてきた。それは日本人である君達も同じなんだと思う。そこには違いってないと思うんだよね。
H:今の日本のシーンは独自性というものを形成している途中にあるんだと思うんだよね。
Kay(以下K):うん。
H:音楽的にも、シーンそのものもまだ未熟でアメリカのシーンの後追いをしてるっていうか。これから独自性を確立していくところなんだと思うんですよね。いつか日本独自のオリジナリティのあるシーンを確立できたらいいなって思う。 でもやっぱりヨーロッパでも英語で歌ってるバンドっていうのは苦戦していて、スペインとかベルギーとか、そういった英語圏以外の国では英語で歌ってるバンドがチャートの上位に入るって事はまずなくて、やっぱり母国語のもの、国内ものがマーケットの主流になってるんですよね。で、アメリカのバンドがツアーで行ったときに、そういう英語で歌ってる現地のバンドと対バンして少しずつ知名度を上げていくしかないっていう。そういう所は日本と似てるかも。
B:スウェーデンのカーディガンズとかもそうだったよね。
…そうですね。ただスウェーデンを含めた北欧での英語普及率は他の国とは比較にならないですから。北欧の人は普通に英語しゃべるし。
B:そうなの?すごいなぁ、カーディガンズも英語で歌ってるだけじゃなくて英語しゃべれて他の言語も出来るなんてすごいって思ってたんだけど。 スウェーデン語ももちろんですけどスウェーデンの英語教育は徹底してますからスウェーデン人は普通に英語しゃべれるんですよ。
B:僕もバイリンガルだったらいいなぁって思うよ(笑)。英語以外なんかしゃべれる?
R:フィリピン語は一応理解できる。
B:いいなぁ。
K:日本でバンドをやると、英語交じりの日本語にするのがウケる方程式みたいになってて、俺達もそういうのやれば出来るのかもしれないけどそういうのって格好悪いなと思って全部英語でやってるのもあるし、英語でやって海外で認められたいって気持ちも強いから英語なのかもしれない・・・でも日本語にこだわってるエモっぽいバンドもいるし・・・まぁ日本て選択の幅があっていいんじゃないの、って思うんだけどね。
R:そういえばフィリピンでもね、映画とかに一部英語を使うのが定石になってたりするんだよね。なんか、Awesomeとかさ、そういう短いスラング入れるの(笑)。でもアメリカも最近ラテン系が台頭してきてからはそういう傾向があって、基本は英語で歌ってるんだけどサビだけ何故かスペイン語だったりっていうのがウケたりするんだよね。
B:それ考えると、単なるアメリカの1バンドとして見られるよりも日本人だって部分を強調するのは得かもね。
H:アメリカだけじゃなくて英語ってインターナショナルな言語だからアメリカ以外の国にも進出できるんじゃないかなって思うんだよね。
K:アメリカに限らず海外進出っていうのが俺たちの目標でもあるから。その代わり日本だと、英語で歌ってると生き残っていくのが大変。
H:チャートに上がろうって野望があったら英語で歌ってるとかなり無理っていう。
B:アメリカに進出したら日本語をフィーチャーしていくのも面白いかもよ。
…コーネリアスなんかはそうですよね。日本語の歌詞の曲でPV作ったり。
R:コーネリアス?
…マタドールと契約してる日本人アーティストなんですけど。
R:へぇ、今度聴いてみよう。
K:海外で認められるなら、さっきプライスが言ったように日本語を混ぜることで僕達のオリジナリティっていうものが出せるのかなぁとも思いますね。ただ英語で歌ってても他のバンドと変わんないじゃんていうのもあるから。OCEANLANEとしてのオリジナリティっていうのを考えたら日本で育ったっていうバックグラウンドもあるから、そのほうがアメリカでも面白いだろうし、日本でも、そうなのかもって最近、セカンド・アルバム出したくらいから・・・思いました。うん。
B:そうだね。
…ではこれからのツアーに向けて一言。
R:郊外を見るチャンスがあるっていうのが楽しみだよ。前回は東京だけだったから渋谷には詳しくなったけど(笑)。田舎の方も見てみたいし。新幹線から、天気がよかったら富士山も見えるんでしょう?東京は西洋化が進んでいるけど他の街も見てみたいし、今まで会ったことのない人達にも会ってみたいしね。
B:新幹線で通っただけだけど京都とかお城が見えるんだよね。
K:彼等のようなバンドを紹介するっていう企画だから、そういうのって中々出来ることじゃないんで、楽しんでやりたいですね。日本のバンドと海外のバンドが一緒にやるっていう機会も少ないし。こういうことをやっていくことで他のバンドにもいい刺激になったらいいなと思いますね。そういう意味で楽しみです。
H:俺は普通にこのツアーを楽しみたいですね。彼らはアメリカのバンドだからツアーもすごくこなしてきてるし、そこからいいものを吸収できればいいなと思ってます。■■
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