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SPECIAL

"OCEANLANE vs BUDDHISTSON" 『POLICIA!』対談が実現!

7/26に発売されたポリス・トリビュート・アルバム『POLICIA!』。もう皆さん聴いていただけましたでしょうか?
それに参加したOCEANLANEと、盟友BUDDHISTSONの対談(雑談?!)が遂に実現!
参加メンバーはOCEANLANEと、BUDDHISTSONからVoのShimaとOCEANLANEでもヘルプでドラムを叩いてるShimadaマーシー兄貴が参戦!
貴重なインタビューなので是非ご覧ください!

interviewed by Saori Yoshiba

今回のポリス・トリビュート『POLICIA!』では、OCEANLANE、buddhistsonともに日本盤ボーナス・トラックでの参加となります。メジャーな代表曲はある程度先にカヴァーされてしまってもいたから、曲選びは難しかったとも思うんですが、どうでした?

Shimada:俺らは、リハ中に携帯で決めましたね。うちのキーボード(YUMI)が着メロで「ポリス」って探して、“高校教師”(原題は”Don’t Stand So Close to Me”)って出たから、「これ、よくねえ?」って。

Shima:とりあえず、タイトルだったね。“高校教師”っていう(笑)。で、携帯からギターで音をとって。

Hajime:すごいな。

Shima:これでいいんじゃん?みたいな(笑)。

Hajime:俺は逆にCDを借りてきて。もう、どれにしよう、どれにしようって悩んだ挙句、これしかないかなって感じで決めましたね。

Kay:ほんとさっきも言ったみたいに、全部(いい曲は)とられちゃったんで、そっから選んだ割にはよくなったかなって。

Shimada:だって、お前のはポリスじゃなくて、スティングの曲じゃん。

Shima:ハハハハ。

Shimada:選び放題じゃん(笑)。

Kay:それもそうなんだけど(笑)。

Shimada:ひとりじめだよ、スティングを。

Kay:でも、今回やった“Englishman in New York”だけは、子どものときから聴いてたんですよね。

Shimada:Englishmanだしね、言っちゃえば(笑)。

Shima:たしかに(笑)。

Shimada:in吉祥寺ではあるけど。

Kay:ニューヨークじゃなかたね。そう、で、子どものときから聴いてて、頭の片隅に残ってた曲だから、それが今ここでこういう形で出会ったっていうのが、ちょっと不思議な感じ。でも、スティングってやっぱ歌詞がいいですね、人と視点がちがうっていうか。偉大ですよ。

それぞれカヴァーは初ということですが、どうアプローチしていったんですか。

Hajime:俺は結構、地味な曲を派手にしたいなっていうのがあって。だからアレンジは派手目にしましたね。

Shima:ポリスの曲自体さ、ずっとループだったりとかするからね。

Hajime:そうそう。コード進行がいわゆる普通のロック・バンドじゃない感じなんですよね。変なコードが入ってたり。

Shima:なんでこのサビなの?っていうような感じなんですよね。

聴いていると普通なんですけどね。

Hajime:そう、聴くと普通なんですけど、意外に自分でやるとできなくて。そこがまたすごいのかなポリスはって。

Shima:だから、変に数学的に分解しちゃうと、全然わけがわかなくなっちゃったりね。

Hajime:よくこんなんで曲作ってたなみたいな。

Shima:ほんとだよね(笑)。とくにHajimeがやったやつはそうだったよね。

Hajime:そう。はじめは分解して、まず、完全に曲のコードとか展開をとって、そっから一から作り直したっていう感じですね。

Kay:思うに、スティングがベーシストだからね。それで作ってるからなのかなっていう。

Hajime:そうだと思う。ベースで作ってるからああいう展開になるっぽいし。普通のロック・バンドとかだったらギターで作ってるけど、スティングはたぶんベース・ラインで作ってるからああいうメロディになるっぽいし。

なるほどね。

Kay:上の世代の人から聞くと、当時すごい斬新だったっていう話をめちゃめちゃ聞いて。

そうですね、パンク全盛時ながらパンク・バンドじゃなかったし。

Kay:そうそう、白人がやってるレゲエっていうか。

Hajime:そこをいかに、自分たちが普段作ってる曲のアプローチに持って行くかっていう。たとえば、普通、曲を作るときってある一定のコード進行があって、そのなかで作るっていう感じなんですけど。その自分のやった曲は、サビとかがコード進行がなくて、ずっと一つの音が鳴ってる感じなんですけど、でも、そこをどう普通のコード進行に持っていくかがいちばんのキーで。プリプロの段階ではまったくそれが思い浮かばなくて、全然ダメだっていう感じで。メンバーにいろいろダメ出しされて。自分でやっていくうちに、一個コード進行が出てきて、メロディにのせてっていう感じで。そこがいちばん今回のキーになった部分かなって気がしますね、サビのコード進行が出てきたのが。あとは、歌いやすい自分のキーが見つかったっていう感じですね。

歌としては、歌いやすいものなの?

Hajime:あのままやると超歌いづらいです。だから、キーも相当上げてるんですよね。もともと暗い曲で、すごい低い声でずっと歌ってるから。たとえばギター1本であのままやるとまったく曲に抑揚が出ないんですよ。ただ、スティングの方の“Invisible Sun”だと、わりとシンセが入ったりしてそこで結構差をつけてるんで、展開してる感じが出るんですけどね.。そこが難しかったですね。

Shima:サビってコード変えたんだっけ?

Hajime:コードを変えたっていうより、コード進行を作った感じ。

Shima:ああ。そうか、コード一つだったんだよね。あり得ないよね(笑)。

Hajime:1コードでやるとできないんだよね。なんでポリスだとできるんだろう、って。あとは、歌を全面に出すようにしましたね。原曲では歌が全然前に出てないけど。

Kay:やっぱり、歌を最初に考えちゃいますよね。リズムを変えることによって、言葉ののり方がどう変わるのかとか。“Englishman〜”は言葉がいっぱいのるから難しかったんですよね。

Hajime:でも、自分の歌いやすさっていうのがわかっていれば、自ずと自分の形になっていくかなって、今回やって思いましたね。下手に考えるよりも、こうやったら自分が歌いやすいだろうなとかっていうのを考えていくと、わりとスムーズにいけましたね。

Kay:勉強になった、今回はほんとに。

OCEANLANEらしくできた、と。

Kay:2曲ともちがう感じはあるけど、お互いに好きなところを出してるかなって思いますね。音楽的な影響も含めて。そのへんはうまく、自分たち流でできたかなって思います。

Buddhistsonはどうでした?

Shimada:Buddhiのに限っていえば、Aメロ以外は全部ちがうんで。

Shima:一個もコード合ってないもんね。

Shimada:ニュアンスが、Aメロしか合ってないんですよ。出だしだけ一緒なんですよ。

Kay:それはすごい、なかなかできないよね。

Shimada:最初くらい一緒でいいんじゃないみたいな。曲も短くなるし、そしたら。

Shima:そうじゃないと、何の曲かわかんないと(笑)。

Hajime:あれかっこよかった、2番のAメロの、変拍子の感じ?うわ、やったなって思った。

Kay:Oceanlaneは逆にああいうのができないからね。難しいし。そこがBuddhiのよさだと思うし。

Shima:まあ、全然、原曲はアプローチがちがうけどね。

Shimada:うん、原曲はスカ、レゲエな感じで。でも、俺らはまったく取り入れずっていう。最初のホラー映画がはじまるような感じは、音を超デカくするとシンセ怖いんですよ。

でも、すごくドリーミィな感じに仕上がったなと思ってたんですけど(笑)。

Shimada:はじめていわれたな、ドリーミィって(笑)。

Shima:でも最後にまくし立てるのは、得意技っていうので(笑)。

Shimada:コンピの並びの順番も最後狙いだったからね(笑)。となると、完結してるじゃないですか、聴いてる感じで。

Kay:でも、うちの母親もめちゃめちゃドリーミィだって言ってたよ。

Shimada:YUMIが歌ったのもあるかもしれないな。ジュディマリ?って、友達が言ってました、聴かせたら。

Shima:なんであんなになっちゃうんだろうね(笑)。歌詞の最初が、♪Young teacherなんだけど、♪ヤング・ティーチュルってなっちゃうんだよね。チュルじゃねえよって(笑)。「チュルなんて言ってないよ!」とか(笑)。

Hajime:出来あがったのでも言ってるの?

Shimada:それは言ってない、ちゃんと矯正したから。

Shima:「なんか喉の奥で誰かが言うの!」って、言ってた。♪ヤング・ティーチュルって。

Shimada:Hajimeは英語うまいよね。

Hajime:そうそう、Novaいってたから。

Shima:ハハハハハ!

では、他のバンドの曲で、これはいいなとか、ここがおもしろいっていうのはありました?

Kay:他のって……生意気なんですけど、そんなめちゃめちゃいいなっていうか、突出したのはなかったかな――。

Shimada:俺はあったよ。BRANDTSONと、FALL OUT BOYと……。

Hajime:そうだね。あと、MAXEENもわりとね。

あのバンドの場合は、声がすごく近いんですよね。

Hajime:うん。いちばんアレンジしてるなって気もする、MAXEENは。上手い下手は別として。でもやっぱ、俺はFALL OUT BOYがいちばんうまくやったなって。

Shimada:近いよね、声が。

Hajime:自分たちの要素を完全に取り入れた感じ。声が近いっていうのなら、あのバンドもまんまだなって思った、“Synchronicity”やった……。

NO MOTIVですね。

Hajime:すんごいまんまですよね。うますぎて、ビビった。ほんと、いい意味でまんまだなって。でも、自分の曲がいちばんいいって思いました。

Shima:ああ、言っちゃった。

Hajime:これはマジで。

バンド史上初のカヴァーにして、完璧だったと。

Hajime:はい。

ちなみに、やりたかった曲はありました?

Hajime:俺は、“Every Little Thing She Does Is Magic”を、かぶってでもやろうかなと思ったんですけど、でもここでかぶっちゃダメだなと。

Shimada:誰とかぶってるんだっけ、COPELAND?

Hajime:ううん、ANADIVINE。COPELANDの曲は、超えようがないし。

しかもいちばん有名な曲な上に、アコースティックでやられちゃあね。

Hajime:この曲(“Every Breath You Take”邦題:“見つめていたい”)はすごく好きだけど、やりようがないっていう感じですね。

buddhiはどうです?

Shimada:“Roxanne”ですよね、最初に言ってたんですよ。Shimaが、US盤の『Policia!』持って来て、(1曲目の)BRANDTSON聴きながら「“Roxanne”誰がやってるんだろう」って思ったらもう2曲目で出てきちゃって、チって感じで。

参加しているバンド勢は、結構意外な感じでもありますよね。

Hajime:わりとインディー・ロック系のバンドを集めたっていう感じですよね。でも、俺たぶん、みんなそんなに影響受けてないでしょうって思うんだよね。

Shima:年齢的にちがうよね。みんな若いじゃん。

Shimada:でも俺らよりは知ってるんじゃない、英語圏に住んでる人は。どこでも流れてるんじゃない?

Hajime:そうなのかな。

Kay:なんか、もうちょっと上の世代が影響を受けてるって感じだよね。

影響を受けているバンドが上の世代だっていう話ですね(笑)。

Shima:BRANDTSONくらいの年齢だったら影響はあるかもね。

Hajime:ああ、そうだね。

20代だと、よほど意識をしないとなかなか聴かないかもしれませんね。

Hajime:聴かないですよ。

Kay:でも、それがきっかけで聴くようになったんですけどね、借りて。

Shima:勉強熱心だねえ。

Shimada:でも、こういう企画もおもしろいんじゃないですかね、たまには。

Hajime:うん、こういう機会でもないとやらないし。

Kay:みんな原曲聴いたことないだろうしね、僕らを好きなファンの子たちは。

両バンドとも、今回が初のカヴァー/トリビュート・アルバムへの参加になったわけですが、これを機にまたチャレンジしてみようなんて思います?

Hajime:俺は今度ビーチ・ボーイズのトリビュートを考えてるんですよ、俺企画の。

Shimada:お前、言うだけ言って全然やらないからな。

じゃあ、活字化して逃れられないことにしておきましょうか。

Hajime:はい。

Shimada:言ってもやらないですもん。

Hajime:なんとなく言ってみた(笑)。どう、buddhiもやらないですかね?

Shima:ビーチ・ボーイズを?(笑)。

Hajime:なんか、あれってさ、自分のカラーに染めがいがありそうなんだよね、シンプルなことをやっているから。あのサーフ。ミュージックをどう自分なりにするかっていうのは、おもしろそうじゃない? メロディもしっかりしてるし。あとはグリーン・デイのが出るならやりたいな。

ああいったシンプルなバンドと、今回のポリスのようなバンドでは、またそれぞれに自分たちの色が出そうですね。

Kay:うん、曲選びは重要ですね。あまりキャッチーじゃない曲をキャッチーにするのもありだし、みんなが知ってる曲を、自分たちなりにアレンジできるっていうのはバンドの力量も問われるだろうし。難しいですね、カヴァーは。

Shimada:まあ、変えちゃうけどね、うちらは絶対。

Shima:関係ないよね。

Shimada:今回も歌詞さえ合ってればいいっていう、指令が出たから(笑)。

Hajime:でも俺はそれこそ、ほんとの意味でのカヴァーだと思うんだよね。じゃなきゃコピーじゃん。

Kay:ぶち壊せる能力があるのは、バンドの力だからね。■■



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